ニキビの問診アプリ

患者の待合時間に、アプリを使ってニキビの問診を行います。患者はニキビの基礎知識を得られます。診療の効率性をあげて、患者の満足度を向上します。

 


開発経緯

外来診療中、皮膚科医はすべきことが非常に多く、

とても忙しいです。

 

その忙しい中で、患者への説明時間もきちんと取りたいと考えています。

 

しかし、患者数が増えれば増えるほど、これは難しい問題になります。

 

 

 

 

 

 

 

特に、ニキビの患者は問診項目が多いことに加え、

 

生活習慣や洗顔の仕方など、さまざまなことを教育しなければなりません。

 

短時間に効率的に指導を行う必要性が生じます。

 

 

 

 

 

この問題を解決するために、

 

「問診アプリ」

 

を開発しました。

 

患者は待ち時間を利用して、問診に答えます。

問診後には、ニキビの基礎知識を得ることができます。

 

問診内容は一覧表示され、医師はそれをもとに

指導を行います。

 

 

 

問診で得られた情報と医師の診断情報の両者は、 

すべてデータベース化されます。

 

データベースに保存された情報を分析することで、

新しい知見を生み出し、

 

この知見は新しいアプリケーションを生み出すこと

に貢献されます。 

 

このアプリケーションの技術は、

ニキビの診療だけにとどまらず、

 

他の疾患や他の診療科でも応用することができます。

 

患者ー臨床医ー研修医ー研究者をつなぐ、

新しいアプリケーション開発につながり、

医療の発展に役立てられます。

 


実際の画面

このアプリケーションは、LINEをベースにしています。

LINEはSNSの中でも最大ユーザーを保有しているため

多くの人が利用できます。

 

スマホでLINEを立ち上げたら、

QRコードを読み込み、

友達追加します。

 

するとすぐに使うことができます。

 

 

 

 

 

 

 

患者は、

問診項目に対して、タップするだけで

回答できます。

 

 

 

 

 

 

 

患者の入力が終わると、

ニキビの情報を案内します。 

 

 

 

 

 

 

患者は、待っている間に

ニキビの基礎知識を得ることができます。

 

 

 

 

 

 

医師の診察がはじまったとき、

 

医師は患者が回答した情報について、

一覧表示でみることができ、

 

すぐに指導を開始することができます。

説明のための時間を十分にとることができるようになります。

 

また、患者はこれまでに基礎知識が得られているため、

指導効率が高まります。 

 

 

 

 

最後に、

医師がニキビの重症度をタップすると

 

問診で得られた情報と医師の診断情報の両者は、 

すべてデータベース化されます。

 

 

このデータを研究に生かすことで、

新しい知見がうまれ、

新しいアプリケーションを生み出すこと

に貢献します。